11.万華鏡 [店内のごあんない]
宇宙の花に包まれて
万華鏡はガレイドスコープともいいます。
原型は1816年にイギリス物理学者デビット・ブルースターが発明したといわれています。
日本に伝わったのは江戸時代末、「可列以度斯可布」などと呼ばれました。
展示しているのは望遠鏡と万華鏡を組み合わせた「パターノスコープ」。
戦後アメリカからの注文で日本のメーカーがつくり、逆輸入されたと記されています(注釈4)。
万華鏡の絵模様はこの世にたった一度しか咲かない宇宙の花のようでもあります。
その花に守られたスカルのお守り袋です。
(注釈4) 『遊びの博物誌』坂根巌男 朝日新聞社 1977