Kのメモ aug 3,2010 [店雑記・Kのメモ]
ヘチマの種-2
1Fアプローチサイドに植えたヘチマが更にぐんぐんと延びました。
直線にすると3Fの屋根近くまでつるが延びた感じです。
やはり天への道なのでしょうか。
(写1)
先日、Kのメモでヘチマの種が明日香の酒船石遺跡の湧水施設(写1)から出土したこと、
キトラ古墳の天体図との関係をイメージし記しましたが、
ヘチマを観察していると、新たなことが見えてくるのです。
それは葉っぱなのです。
これは雨蛙の夏恵子が教えてくれたのです。
「夏恵子が葉のつけねで何を見ているんだろう?」という疑問から
「もしかしたら、天の穴」と、つけねの形に気付いたのです。
葉の形をよく見ると葉のつけねに瓢形(ひさごがた)の形状が見事に形成されているのです。
この瓢形の形状は斉明朝に造成されたとされる湧水施設の初期段階のイメージ(注1-(1))、
発掘された湧水施設の船形、亀形石槽の配置にもイメージすることができます。(注1-(2))、
(注1)
天武朝には大改装、改修が行われており、
『日本書紀』にも記されている天武天皇の瞻星台(せんせいだい)のイメージへと
繋がっていくのです。
ヘチマの種は古代の人々が残したメッセージなのでしょうか。
(注2)
(注1)『あすかの石造物』図録35冊2001 飛鳥資料館、掲載図に
『酒船石遺跡発掘調査報告書』2006 明日香村、掲載図をコラージュ、加筆
『飛鳥迷宮』 高田和広 2009 研究論文より
(1)平面図-出水の酒船石、1916年に明日香村にて出土、現京都市南禅寺、碧雲荘の庭に設置されています。
飛鳥京跡苑池遺跡にあったことが確認されていますが
元は湧水施設にあったのではというイメージから。
(2)平面図-湧水塔、船形石槽、亀形石槽 明日香村、酒船石遺跡で観覧することができます。
(注2)『続 知られざる古代』水谷慶一 日本放送出版協会 198より
善徳女王〔即位西暦632〕の時代につくられたとする慶州の月城の北にある瞻星台(占星台)も
瓢形をしています。