Kのメモ aug 10,2010 [店雑記・Kのメモ]
Space Flower
ヘチマの観察の本を見ていると、決まってつるや、花、実の特性が記されています。
雄花や雌花の写真も、どれも決まってよく似ています。
もう一歩進んで花を見るとちがった花の姿がみえてきます。
花芽がつき、花が咲き始めますが最初は雄花がたくさん咲きます。
この雄花たちは雌花を待つことなく、落ちていきます。
これを「むだ花」ともいわれるそうです。
そのむだ花をひとつ頂き、濃い厚紙の上にそっと逆さに伏せます。
そして一日もすれば、花は押し花のように美しく静止します。
決してむだ花ではなく、宇宙に咲く花をみたようです。
ヘチマの種が飛鳥の酒船遺跡、湧水施設から出土されたことは
飛鳥人は天体への大きななロマンをイメージしていたのではないでしょうか。
考古、歴史学の視点を少し変えて見るもの楽しいです。