前方後円墳 [店雑記・Kのメモ]
前方後円墳
松本清張氏が「前方後円、墳ではない」という一章を『古代史私注』に記しています。
「円墳部が後で、方円部が前だという考えから、、考古学用語になっているが
、、、科学的な根拠があるわけではない」と記し、
「形としてはサイドから見てはじめて瓢形(ひさごがた)の壮大な双丘の全容が見え、、
側面を正面と考えるべきものだろう」こと、述べています。
(注1)
私たちがよく目にする鍵穴のような前方後円墳の形は
天上からみた形で同等高線上の地上からは
その形は目にすることは出来ません。
もし、松本清張氏の推察どおり瓢形の側面をイメージしたとすれば、
天上から見る形はヘチマの葉元の形をイメージし、天上の世界へとふくらみが増すのです。
酒船石遺跡の湧水施設から遺物として見つかった「ヘチマの種」。
約4ヶ月間のヘチマの観察も終わろうとしています。
なぜか三階の店の入口前に一番大きなヘチマが実りました。
(注1) 『古代史私注』 松本清張 講談社 198より加筆
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