Kのメモ nov 27,2010 [店雑記・Kのメモ]
白い煙
古い冊子をみていると、
その中にさらに古い時の事象が出てきます。
タバコの害については今ではタバコのパッケージに記され
注意を促していますが、
社会的に最初に記事になったのは1964年東京オリンピックの年のようです。
アメリカ公衆衛生局が
「紙巻きタバコは肺ガンの大きな原因」とレポートを発表しました。
それに対して当時の専売公社の見解は
「日本人は胃ガンの方が多い。アメリカ人とは体質も生活習慣もちがうから、
それほど気にすることはないと思う」と記されています(注1)。
約五十年後の現在、喫煙家はその当時の甘い言葉を信じ依存症となり、
白い煙を口からはいている人もいるでしょう。
私がタバコの依存症になったのは役所に一年ほどいたころかもしれません。
先輩とよく、煙のリングをつくり、美しさを競っていました。
そろそろ意識を変えないといけません。
(注1)『月刊百科』「現代風俗年表」No.241 平凡社 1982より
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