Kのメモ dec 6,2010 [店雑記・Kのメモ]
(注2)
飛鳥寺-2
2008年の夏。
千葉の甥家族が明日香を訪ねることになり案内することになりました。
ちょうど昼時と重なり境内にておにぎりを食べることにしました。
鐘堂の横に木陰になるベンチがあり、和尚さんの面影を浮かべながら食べていたのですが、
不思議と周りの雑音が遠のき、無音の空間にいることに気付いたのです。
「何も聞こえない、どうして」と思い、
「このポジション、全く周りの音がしないよ」というと、
みんなが集まって来て、半信半疑で耳をすましながら、
「そうかな」で終わってしまいました。
後日、そのポジションが気になり、調べるとなんと塔跡の位置と重なったのでした。
偶然とは思えなく、
古代の伽藍配置は光や音、風や空気、周りの景観も考慮して設計、創建されていることが
時を経ても感じとれたのでは、と思っています。
和尚さんありがとう。
(注2)『飛鳥迷宮』 2009より
『飛鳥の寺と国分寺』坪井清足 岩波書店 1985より加筆
タグ:飛鳥寺
コメント 0