Kのメモ Feb 25,2011 [店雑記・Kのメモ]
骨屋の骨話-4
(注1)
哺乳動物のチンパンジーと人類はよく似た進化の過程を経てきますが、
人類はチンパンジーとの共通祖先から枝分かれしたようです。
(注2)
ちがいの特徴は頭蓋(頭蓋骨)の大後頭孔・だいこうとうこう(首の骨の入る孔)位置や
犬歯の大きさなどに表れているようです(注3)。
海の中で生物は誕生し、脊椎という骨をもつようになり、陸に上がり
さらに環境や生活に合わせ変化、進化してきました。
これらの生物は生態の中に機能的な骨格を形成していきますが、
それは果てしない時の流れのなかで自然環境や生活環境に合わせ形成されていったと思われます。
私たちの先史を求めるにも骨格化石の発掘以外得るものはありません。
そのようなことをイメージした時、
体に芯と成している骨にいっそう愛着を感じ、
「海に囲まれた日本に生まれてよかった」と思えてきます。
【つづく】
(参考) 『自分の骨のこと知っていますか』 桜木晃彦 講談社 2001
(注1)(注2)(注3)『人類進化の700万年』 三井誠 講談社 2005 より 加筆
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