Kのメモ Feb 28,2011 [店雑記・Kのメモ]
骨屋の骨話-6
骨の形成
骨の形成には二つの種類があることを記しましたが、
Aの膜内骨化を記します
。
体長80ミリの胎児の頭蓋、顔骨の一部(赤枠)を拡大していきます。
すでに骨の形成が進行していることがわかります。
(注・外骨膜)現状は層板組織、成長後、外骨膜に移行するらしいです。
膜性骨の骨梁(こつりょう)の一部(赤枠)を拡大すると、
やっと三つの細胞(骨細胞、骨芽細胞、破骨細胞)が見えてきます。
1.骨芽細胞は骨梁表面に上皮様の層をつくり、石灰化された基膜に被われ4.、2.骨細胞と化します。
骨細胞は骨梁内で互いに突起し結合されます。
このようにして骨梁は太くなっていきますがそれを防ぐため
3.破骨細胞は内側から骨質を吸収していきます(注1)。
5.は毛細血管。
絶えまない骨の形成においてこの三つの細胞が大きな役目を果たしているようです。
さらに、赤枠部分を拡大します。
【つづく】
(引用・図)(注1) 『立体組織学 図譜Ⅱ組織編』 R・V・Krstic 藤田恒夫 監訳 西村書店 1981
タグ:骨話
コメント 0