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Kのメモ May 14,2011 [店雑記・Kのメモ]

phot 079.jpg
額田王-線上のゲシュタルト13

補点-2

N線に二十番歌がみえ、
新たな宮の地が近くにみえたことを記しました。
この近くにもうひとつ、額田王をイメージする補点の箇所があります。

本居宣長さんが『玉勝間』の中で額田王の父(鏡王)の出身地を
近江の野洲郡の鏡の里に
あることを記しています。

この地は現在の蒲生郡竜王町の鏡山の麓とされます。

折口信夫さんはこの話から、さらに詳しく解説されています。

鏡山の麓、鏡神社の神主が鏡王の出身とし、そこに祀られる天之御影神の女が
開化天皇の皇子、日子坐王にめとられ丹波比古多多須美知能宇期王を生んだ
と、記しています。
丹波比古多多須美知能宇期王は丹波道主王とされ丹波の地域をおさめていた豪族と
されています。

そして、このような豪族が大和朝とつながりを持ち、代々宮に巫女を献じた、と
記され
処女の資格として「鏡女王」、「額田王」という名にて仕えたとあります。

phot 070.jpg
(図1)
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本居宣長さんのイメージ力の鋭さには脱帽します。


後年『古事記』の訓解にうちこみ素
晴らしい作品
『古事記伝』
を記されたことを
福永武彦さんは「完璧に美しい小宇宙である」と絶賛されています(注1)。

直感力の素晴らしさなのでしょうか。

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「神さんはみえてこないの?」と夏恵子はききますが、
「仏さんとちがって、神さんは姿や形はみえないし、移動もするし、
くっついたり離れたりもするし」というと
「ゲシュタルトだったら透かしみることが出来るんじゃないの?」というので、
「遮蔽板がいくつもあるんだよ。草むらの茂みのようにね」と答えると、
「ふふーん」といって目をぱちくりさせるのでした。


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(補点)勝手につくった語、不足部分を調べるのような感じです。
(図1)『国土電子ポータル』に加筆
(注1)『古事記』 福永武彦 河出文庫 2006 解説より


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