Kのメモ Jun 5,2011 [店雑記・Kのメモ]
贈りもの
昨年の十月、三輪神社で結婚した次男に、なにもプレゼントしてないことを思い出し、
小さな贈りものをすることにしました。
夏恵子が
「本当になにもしてないね、気にしていたんだね」というので、
「まあね」
「思ったときに、すればいいんだよ」と返事します。
贈りものは
三輪神社にちなんで、たまたま手に入った三輪神社の限定本。
そして本のカバーボックスをつくります。
といってもダンボール紙(シングルボール紙)で
箱組みし、装幀に『大和名所図会(注1)』より三輪山をさがし、
その絵に、隠し絵的に婚礼の儀をコラージュします。
江戸時代の参拝者の参道に自動車、
そして拝殿前での婚礼の儀、
新婦を前に
神主、二人の巫女、
親族が見守っている情景の隠し絵。
思い出のひとつになればいいのですが。
「やっと、出来たね」と夏恵子がいってくれます。
やっとひとつこころの荷がおりました。
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(注1)『大和名所図会』六巻七冊 秋里籬里 著 春朝斎 竹原信繁 画
寛政三年(1791) 成立
大和の地理名所、風俗を描き記した、地理案内風俗誌。
「三輪山」より加筆
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