Kのメモ AUG 29,2011 [店雑記・Kのメモ]
K(亀石)
昨日久しぶりに明日香にでかけます。
明日香を訪れるときはおにぎり。
今回は飛鳥資料館の庭園でパクッ。
造形の仕事をしているせいか、
夏季企画展の『鋳造技術の考古学』を見ます。
(注1)
東アジア的な観点から見つめた鋳造技術の歴史的変貌、という
コンセプトでしたが、
鋳型と羽口の展示がほとんどで
型は製品の一過程に過ぎず、羽口も鋳造の風口に過ぎず
お粗末な企画展でした。
ポスターやチラシの火を感じさせるイメージからほど遠い、
夏の暑さのほうが増すものでした。
展示室の係員のおじさんに
「少し聞きたいことがあるのですが学芸員の方はおられますか」と聞くと
「土、日は休日でいません」とのこと。
予定の中では
飛鳥池遺跡から出土した金の破片の蛍光X線分析の有無を知りたかったのです。
(写1)
帰り道、Kに会っていきます。
「来たよ」。
Kを目にするとなぜかニタっと微笑みがうまれます。
カメラのモニターを覗き、
「しまった、忘れていた」と気付きます。
Kをカメラにおさめる時は午前中。
昼以降になるとKの顔面に影がかかります。
目的はひとつ
Kの鼻位置にある形の痕跡をパシャ、パシャ。
今、私の中で
点線で囲んだ痕跡と謎の『金印』golden stampがコラージュされています。
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(注1)『鋳造技術の考古学』のチラシ 飛鳥資料館 2011より加筆
(写1)『飛鳥池遺跡』 図録36 飛鳥資料館 2000より加筆
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