Kのメモ JUL 10,2012

月を追って

一年生の蛙のイメージを抱きながら、

田園水路の溜枡を覗き

オタマジャクシをみていると、

ついつい、次の溜枡へ、次の溜枡へと農道をのぼって行きます。

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いつのまにか、奥の細道近くまで来てしまい、

細道へ足をはこびます。

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入口には一本の合歓の木が茂っています。

先日行ったときには花芽が膨らんでいて、

開花した姿が楽しみでした。

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かえこが

「咲いてるよ」と教えてくれます。

「そうね、咲いているね」と薮中から

はり出す枝を透かし見ます。

かえこが

「お月さんも見える」とまた教えてくれます。

枝の間に白い月が浮かんでいました。

なぜか

この一瞬をおさめたくなり、早足でカメラをとりに戻ります。

かえこに

「どうして持ってこなかったの」と何度もしつこく言われつつ、

「もってこなかったんだから、仕方ないの」と下ります。

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カメラをもって再びのぼりますが

途中で息がきれ三度ほど立ち止まり深呼吸。

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かえこが

「いい運動だね」と。

待っていてくれたお月さんに感謝感激。

パチ。

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そのあと、

一輪残ってた紫陽花を再び見たく奥に足をはこびます。

紫陽花は以前より色濃く、

そして、葉の上に一匹の雨蛙をみつけます。

何度かウインクして見せると、

大きな目をパチッとつむって返してくれました。

ありがとう。元気でね。

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オタマジャクシの写真は帰り道おさめた写真。

タグ：白い月