Kのメモ AUG 11,2012 [店雑記・Kのメモ]
八月のカエココ
悪夢のような一瞬から解きはなしてくれたのは
かえことカエココかもしれません。
日陰用に取り付けた傘の下で
瞬きしてむえてくれる時があります。
「ありがとう。かしこいね。暑くない」と
話しかけ、人差し指で背をなでてやります。
カエココは二年生で、三階にいることからも
外敵は鳥だけかも、でも用心用心。
「食べられたらあかんで」と。
夏日の続く中、
私の仕事は日暮れ時にやかんで二三杯、
薔薇の鉢とそのまわりに冷たい水をまくこと、
そしてカエココがいれば、
そっと体に流してやることです。
頭を突き出し気持ち良さそうにしているのを見ると
うれしくなります。
かえこが
「カエルの行水だね」と。
「カラスの行水はあるけど、カエルの行水はない」というと
「どうして」と。
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