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Kのメモ SEP 21,2012 [店雑記・Kのメモ]


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橋下劇場-3

橋下劇場の序章は大阪府知事時代

第一章は大阪市長時代

第二章は国政時代

と思いしや、ちがっていました。

二章がなく、一章に大阪市長、党首の時代が描かれようとしています。



控えめな日本人にとって攻撃的で一見新鮮そうに見える一コマ、一コマですが、
重ねて、パラパラとめくってみると、決して動きがなめらかではなく、
共演者もロボット三等兵のよう。


不思議なことに
ハチャメチャな動きの中に女性が登場しないことにも気付きます。



あんみつ姫のようなたくましいお姫さまを、と願っているのですが、


anmitu0921.JPG
(写1)


かえこが「大阪のおばさんや娘さんの視線はきついから、出てこないよ」と、


「そうかもしれないけど、素敵な女性が登場したっていいじゃない」


「かえちゃん、もう一度めくってみようかパラパラと」


あった、
前書きのタレント時代に、コスプレ姿の女性。


かえこ「コスプレ姿の女性、何しているの」と。


............................


序章の一コマ。

小学校を訪ねて、

「みんなTVばっかり見ないで、勉強しなさい」と、

小学生の一人「おっちゃん、TVに出ていて知事さんになったんやろ。おかあちゃん言ってたで」と。


鋭い子供には反撃がなかったことが記憶に、、



...................................


さてさて、
あんみつ姫、ロボット三等兵を探していると、

「昭和博物館」という特集に藤本義一さんが記した
「ラテン大阪の五十年」という記事をみつけます。(注1)


「、、いつの時代でも煮えぎった油の入った鍋だといえる。その中に身を投じると、
たちまち大阪風の衣を付けた天麩羅に揚げられてしまうのである。
沈む意識より浮く意識が常に高揚される大阪では、愚痴をいう暇もなく時間が経過していく。
物の値段は値切るのが平気だし、新しいものにはすぐ飛びつくし、
その品物が実利的に有利かを即座に判断するところが大阪である」

大阪ではヒロポンを愛用していた芸人も多かったと記し
落語家師匠の体験談として、

「ヒロポンて、あれは面白い薬ですなあ。頭の中にもうひとりの自分が出て来て、
あれをせえ、これをせえと命令しよります。
なーんにもこわいもんは無うなる不思議、魔訶(まか)不思議の薬でんなあ。
世界は自分一人のもんやと思いまっせ。

そやけども、
これでは面白うないさかいにアドルム(催眠剤)をカボッとのみ下しますのや。
目を醒す薬と眠らす薬を一緒に体の中に入れますのやさかいに、
これは実にけったいなことになるわけでおましてなあ。
相反する薬が頭の中で喧嘩をしよる。
その喧嘩の声が聞こえてくる。
ピチッピチッちゅうような音でんなあ。
パチパチッと花火が散るような音にも聞こえる。
さあ、こうなったら起きていたらええもんか寝てしもうたらええのかが
皆目わからんようになりますのやなあ。
ほんまに自分でも判断がつきまへんがな。
そやさかいに、詮(しよう)がないさかいに起きてるということになりま」

などと紹介し、
「、、決して、どんな苛酷な時代の中にあっても、沈もうとしない」と
大阪を記しています。



かえこ「でも、おばさん、プロ野球の阪神沈んでるよ」と。

「かえちゃん、大阪人はそんなの承知の上だって」


.......................................................

(写1)『図説 昭和の歴史』10  集英社 1980より加筆

(注1)『太陽』No.411 平凡社 1995ラテン大阪の五十年」藤本義一 より抜粋











タグ:橋下劇場
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