Kのメモ DEC 3,2012 [店雑記・Kのメモ]
十二月のヒメヤママユ
仕事の合間に外に出る。
枯れ草の地を覗き込み、生きものをさがします。
老いたバッタがピョンと跳ねます。
でもジャンプ力はない。
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「私みたいじゃない」と、じっとみつめていると
かわいくなり「元気だすのよ」と。
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階段にヒメヤママユが。
もう飛ぶ力もないのでしょうか、
翅は薄れ、骨がみえている。手に持っても少しか動かない。
二階の白いテープルに置いて、パチッ。
「私みたいじゃない」
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おさめた写真を覗いていると、
テーブルにけがいている線が写っている。
二本の交差する線。
古代飛鳥に描かれた線のよう。
「忘れたら駄目だよ」と、ヒメヤママユが残してくれたメッセージかも。
飛ばなくちゃ。
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ヒメヤママユ♂ 分布-本州・四国・九州・屋久島
発生-年一回・10月から11月・卵で越冬、山地平地に多産。
『原色昆虫大図鑑 蝶蛾篇』北竜館 2002 より
タグ:ヒメヤママユ
2012-12-03 06:27
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