Kのメモ JAN 2,2013

一月の月-2

「かえちゃん、今日もお月さん撮ろうか」と言っても返事がない。

眠ってる。

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夜の制作は大きな音をだせないので、

ほとんど手道具の世界。

30度刃のカッターナイフと小刀、そして塑像用の鉄ベラ一本で

最後のプロペラのリブ付け。

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私の木工の師匠は心の中のNさん。

木を触っていると時々見に出て来てくれる。

「夏恵さん、早く目を治した方がいいよ」と親切にいってくれるけれど、

予定表にはその日がない。

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「ありがとう。きっと治すからね」と、つぶやきながら

1.3ミリのベニヤをcutするけれど、、シャープでない。

「あーあ」

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