Kのメモ JUN 24,2013

クチナシ

たった一人の叔父も旅立ちました。

一ヶ月ほど前に見舞いで訪ねたときは、

「早く元気になって遊びにきてね」と励ますと、

「よっしゃ。よっしゃ」と言ってくれていたのに。

父や祖父とよく似てきた、と周りから言われ、伯父の顔をみていると、

あまり嬉しそうではなかった。

先に旅立った父や祖父とかさねられるのは辛かったのかもしれません。

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白衣につつまれた叔父は生きているようでした。

ニコッとした顔や叱られたときの顔が浮かんできます。

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前栽にでると、

ドクダミの白い花にまぎれ一輪のクチナシの花をみつけます。

とおーい耳成山の裾にさくクチナシが浮かんできす。

何度か会っているかえこが「さびしなったね」と。

「父のように優しかったね」と答えます。

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