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Kのメモ DEC 10,2013 [店雑記・Kのメモ]


十二月の紫陽花

右足を骨折して以来、大和の実家には帰っていなかった。

自分でもどうしてか、整理してみないと解らないけれど、、

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70坪からの庭や空地は一年も放置すれば、荒れてしまう。

三年も放置すれば、相当な日々をかけ覚悟して枝払いや
下草刈りをしないといけない。

三階、二階の住民で、
残りの日々を実家の片付け、掃除をすることにした。

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被い繁った前栽には旅立った母が好きだった紫陽花が咲き残っていた。

うっすら紅みを残し、真珠のような輝きを残し、、

「お母さん、やっと戻ってきた。ごめんね」と。

Majisai1210.jpg

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子供の頃よく登って遊んだ紅葉も、黄色く輝いていた。

Mmomiji1210.jpg

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でも旅立った兄と近くの山で採って来て植えた黒松は

巨木になり、輝きを失っていた。

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若きに海軍に志願し
二十三歳で旅立ち、町葬まで行われた叔父の慰霊金で建てたという実家。

次弟の父が継ぎ、子の代に。
荷が重いけれど、なんとか継がなくてはならない、、私。


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Fさんに
「だれとなくしゃべってばかりでなにしてるのよ」と、
普段は人とあまり会わないのでついおしゃべりをしてしまう。
お向かいの方二人と。警備員の方二人と。水道屋さん、、、

ガス屋さんにガス栓を開栓してもらう。

「お忙しいですか」と、またおしゃべり。

想像はしてたけれど、空き家が増え、
若者の住まない町の加速が進んで閉栓が多い、と嘆いていた。

私が二十代で郷里を捨てたのもここでは住めないと思ったから、、、

そのものが今も残像としてあるのが帰郷を拒む主因かもしれない。

がんまつな手法では美しい町は形成されない。

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さてさて、
郷里の家でどのように過ごすか迷ってしまう。

思い出ある人が立ち寄れるようにはしたいけれど、、。


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今朝、三階の薔薇の鉢を覗き探してみてもカエココココが居なかった。













タグ:紫陽花
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