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Kのメモ DEC 30,2013 [店雑記・Kのメモ]


Light of December-飛鳥の光8



調子の悪かったお風呂の機器の取替えで二日ほど大和には帰らず、

一昨日、朝から大和の実家に行きます。

大きく繁った木はすべて切り取り、古木も剪定してもらった。

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槙の垣根の落葉拾い、前栽の松葉のかき集め、などしていると
ぼたん雪が舞ってきて足が凍えそうに。

Fさんに「もう帰らないと、帰れなくなるわよ」と言われ仕方なく後にします。

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山麓線といって金剛葛城の麓路のコースを利用してます。

じぇじぇ。

雪で高天原のあたりから停滞、ノロノロ運転が続きます。

ブレーキを踏みしめるためかFさんは
「足がつってきた」などと怖いことを言い出します。

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運転の出来ない私は車内からカメラでパチッ、パチッと。

今年は眺めることしかできなかったと思いながら、、


Munebiyama1230.jpg

こんもりした山が畝傍山、うすく重なる山は香具山。

右手が明日香。左手に広がるのが大和平野。この路を北進すると法隆寺に至ります。





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阿武山古墳から吉野宮に至るF線は実際描けるのだろうか、と調べてみました。

Mgurafu1230.jpg

天気の良い日は阿武山から高野山が遠望できる(注-1)、と記されていることから、
もしかしたら生駒山系をこえて、と
国土地理院のwebデータに描いた線上のポイントの標高と距離を表にします。

思ったとおり、生駒山頂より左側1k、標高300m地点を経て、
芋峠の鷹むち山(標高556)を見通せることがわかりました。

Mimotuge1230.jpg

背景には山上ヶ岳や弥山がそびえます。

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法隆寺五重塔初層四面に
仏伝、浄土の世界を表現した塑像光景があります。

主題は東面は維摩経變相(ゆいまきょうへんそう)、南面は弥勒浄土、西面は分舎利、北面は佛涅槃(ねはん)。
制作は和銅4年(711)のようです。(注-2)

東面の表現は

yuima140106.jpg

kamatari1230.jpg
(写-1・2)

「維摩の病いを文殊菩薩が見舞い、そこで両者が問答する光景である。
文殊の姿の端麗さも見逃すことができないが、ここで特に問題となるのは、維摩の姿である。
物語は彼の病いを得た姿が表現の眼目である。
そのためには、顔立や姿勢にそれがあらわせる必要がある。
先ず脇息にもたれた姿勢がそれを語る。
顔立を見れば、眉は高く目はくぼみ、
顴骨(ほおぼね)高く突出し、その陰影のこい容貌に、
よく病中の趣を示している。
一方、その容貌、姿勢には、気魄(きはく)の鋭さもよくあらわれている。
しかめた眉、大きく開いた口、堅く握った両手。
病いの身のはげしい問答の瞬間における自然の姿が見られる」と記されています。(注-3)

この光景に北面の佛涅槃光景をコラージュし、

天智天皇が鎌足を見舞われた時の光景と重ねました。

骨折をし、寝たきり状態の様子はこのようであったのでは、と。

文殊菩薩は
脱臼骨折した左手ではなく、自由のきく右手を握り話しているのではないだろうか?

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このようにコラージュしていくと、
維摩経の不二法門(ふにほうもん)という世界を覗きたくなってきます。

法隆寺中門にかさなるかもしれない。


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停滞で止まった脇の雪畑がとても美しかったので窓をあけパチッと。



Mline1230.jpg

かえこが「黒い線が写ってるよ」と。

「電線、電線」


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(注-1)『蘇った古代の木乃伊』 小学館 1988
(写-1・2)『法隆寺』村田治朗 上野照夫 著 佐藤辰三 撮影 毎日新聞社 1960より 写真 加筆
(注-2)(注-3)『法隆寺』村田治朗 上野照夫 著 佐藤辰三 撮影 毎日新聞社 1960より村田治朗 文 抜粋




タグ:飛鳥の光
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