Kのメモ JAN 6,2014 [店雑記・Kのメモ]
眠り-bed
聖武天皇がご使用していたというベッド(床-しょう)が
正倉院にあるらしい。
檜の材で作られ、
大きさは長さ七尺九寸、幅四尺、高さ一尺三寸。
上面は八本の桟格子になっている。
その上に畳や被(ふすま)を敷いたらしい。
このベッドを二台つなぎで使っていたようで、
約八尺方形のスペースとなる。
私のベッドと比較すると相当広い。
かえこに「どうして二台ならべたの?」と尋ねられ、
「決まってるじゃないの。ダブルベッドなの」と答える。
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私は飛鳥の亀石が黄金比に内包されることを知ってから、
古代の形に黄金比が隠されていないか探す癖があり、
このベッドも試してました。
一台を黄金矩形と正方形で分割していくと
どうしても余りができます。
分割をかえてもうまく納まりません。
困った、こまったと二台合わせてみると、なんと余りがなくなり、
うつくしく黄金螺線を描きました。
やはりこのベッドは二台が対のベッドだった。
奈良時代の眠りの世界でも、このような宇宙観が秘められて
いたのでしょうか。
かえこが「素敵なベッドだね」と。
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黄金分割は馬の形にも潜んでいるとか、
(図-1)
美しい一年であるといい。
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(参考文献)『月刊百科9-1982No.239』「古代の寝台-床」小泉 和子 著 平凡社 1982
(図-1)『かたちのデータファイル』高橋研究室 編 彰国社 1983 より加筆
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