Kのメモ APR 18,2014 [店雑記・Kのメモ]
夏恵子の珍道中記
石の箇所-6の5
(図-1)
仏堂(金堂・講堂?)須弥壇跡Aから
鎮壇具がみつかっている。
その中に銅銭があり、神功開寳㉑もあった。
初鋳が765年であることから奈良時代以降の伽藍跡であったことがわかった。
その下層に眠っているのか、
それとも他に埋まっているのか現在も飛鳥時代の伽藍は謎に包まれている。
鎮壇具のなかにハート形の水晶㉒もあった。
女神を連想することから尼寺を補強するものと考え、
発掘された伽藍跡は尼寺だった可能性を強く感じた。
(これらから発掘された伽藍跡は坂田尼寺跡と想定し以後も記す。)
飛鳥資料館で開催されている『飛鳥遺珍 のこされた至宝たち』展の展示品に
水晶のハートがあることをみつけ見に行った。
水神、豊穣神でもあるペルシアの女神アナーヒターが付けていたかもと、
あり得ない幻想のなかで
陳列棚のなかに飾られた透明な輝きにこころがうばわれた。
「やっぱり水かしら」
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㉑『日本の美術』№512 至文堂 2009 より加筆
㉒『飛鳥遺珍』 飛鳥資料館図録55冊 2011 より加筆
(図-1)「アナーヒター像の水差し」『シルクロードと正倉院』日本の美術6 平凡社 1966 より加筆
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