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Kのメモ APR 29,2014 [店雑記・Kのメモ]



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夏恵子の珍道中記

ライオン-13

私達はライオンをイメージするとたいていはアフリカの猛獣として描くことがおおいが、
決してアフリカだけがライオンの住処ではなく約十万年前より、
地中海域からインドにかけて、アフリカライオンから枝分かれしたとするインドライオンが生息していた。
インドライオンの特徴は
アフリカライオンほど大きくなく、お腹にしわがあり、たて髪が短いこと。
きっと飛鳥に伝わったライオンもこのようなイメージで伝わったものと思われる。
 
ライオンが獅子という言葉にどのように変化していったのか調べてみると、
インドではライオンを表す言葉はサンスクリット語で「シンハ」と呼び、
西アジアの「スフィンクス(獅子身の霊獣)と同根とされ、
漢字の「猊(げい)」、日本語の「獅子」に転化したものと記されている。(参-1)
 
インドライオンの生息図にシルクロード(交易路)をコラージュしてみると重なる部分が多く見ることができる。
きっとライオン・猊・獅子伝来の主要なルートであったと推測する。

ペルシアの文化を追い求めるとライオンの姿が多々みられる。
インドライオンの生息域は前頁で記したペルシア帝国の域とも重なり、
今はインド・ギルの森の保護区に350頭(2007年)ほどしか生息していない。(赤丸)

Blion3.jpg
(図-1)

 筆者が当初、珍石と似るものとしてみつけた「石のライオン㉝」は、
ペルシア・ハマダンに置かれているが、
その元のような石彫の残骸がペルセポリスの石城遺跡にもあった。
おそらく、ヒビや割れのため制作を放棄したものと思われる。

peruseporis1.jpg
 (写-1)
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地域を統治する王は、
ライオンに恐ろしくて勇敢な姿や強い力、威厳を感じ壁彫㉚や護符としたらしい。

Blion1.jpg

時代を経てそれらはさらに威厳を高めペルシアやエジプトのスフィンクス㉛㉜などに変貌し、
アレクサンドロスの東征でインド辺境まで侵攻した結果、
ペルシア文化の影響を受けライオンは獅子像としてインドにも伝わったともされる。 



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総制作費200億円も費やしたというキャッチコピーに踊らされ、
オリバー・ストーン監督の
母に頼みtutayaレンタルで借りてもらう。

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「バビロン入城」で止まってしまい、先に進まない。
クリーナーでレンズをそうじするが同じ。
「なんとお粗末」と思い、
中古を買うと動いた。

アレクサンドロスと忠臣ヘファイスティオンとの友情が
同性愛的趣向を感じさせる描写
でもあるが、
ライオン同士のコミュニケーションとして見るとおもしろい。

ライオンは、
友愛的な身振りとして、頭をすりつけたり、舌で舐めつけ合ったりするらしく、
霊長類の毛づくろいにあたるらしい。
また、他の個体に頭をこすりつけたり額や首に鼻を寄せるのは歓待的な行動で、
仲間としばらく離れていたり敵と戦ったあとにしばしば見られ、
オスは他のオスに、幼獣やメスはメスに対して行うと記されている。(参-2)

オリバー・ストーン監督は「百獣の王」を意識していたのかもしれない。

バビロン入城のおり、
アレクサンドロスは馬上より檻のなかのライオンに目を向ける。

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(図-2)

上図は紀元前1世紀にポンペイの床に描かれていたモザイク画。
イソックスの戦いを描いたものとされ、ⒶがアレクサンドロスⒹがダレイオス3世

映画では「ガウガメラの戦い」が描かれているが圧巻。

我が家のTVは今だSONYのブラウン管TV、変な父が気に入ってて液晶にしない。

ちいさなモニターで見る映画ではない。

「S子に貸してあげよう」



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(参考書)
『ナショナルジオグラフィックス』日経ナショナルジオグラフィックス社 2001-6
(図-1)内部ライオン写真『アジア最後のライオン』写真・マテイアス・クルス より加筆
㉚㉛『大帝国ペルシア』 ジム・ヒックス タイムライフ編集部 後藤 建 訳タイムライフブックス 1980より加筆
㉜『世界美術3エジプト』 講談社 1965より加筆
㉝『大帝国ペルシア』NEWTONアーキオ ニュートンプレス 1999より加筆
(写-1)『ペルセポリスから飛鳥へ』 松本清張 日本放送出版協会 1979より加筆
(参-1)『獅子』 文 荒俣 宏 写真 大村次郎 集英社 2000 より
(図-2)『イランの古代文化』ロマン・ギルシュマン 著 平凡社 1970より加筆
(その他)
『アレキサンダー
』松竹ビデオ事業室 2004
ライオン』ウィキペディア
(参-2)『ウィキペディア ライオン』より加筆






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