Kのメモ JUL 22,2014 [店雑記・Kのメモ]
ヤマユリ
この村に住んで出会ったヤマユリ(この地方で金剛こごせユリという)は
わたしのなかにずっとコラージュされている。
外階段三階の踊場から眺め、白くひかるものを見つける。
「咲いた」と土曜日、日曜日に、Fさんと探索。
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昨年と同じ場所に咲く花を一脚を伸ばしタイマーをかけ、
パチッ、パチッとおさめていると、ユリのかおりにつつまれる。
さらに、竹林に向かって進むと、
草薮のなかにみだれ咲く花とかおりがふさぐ。
おそらくこのユリを身近でみ、かおりに酔いしれるのは、
わたしたちと地主のOさんだけかもしれないと思うと、
感謝、感謝。
咲き姿をカメラにおさめていると、かおりが体に染りそう。
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かえこも、仲間の一年生がピョンピョンはねているので、
ニッコニコ。
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万葉集に詠われているユリの歌は十首ある。
草深百合と称する歌は二首。ヤマユリと思われるが
英名で「gold lily」「queen of lily」と称されるのがわかる。
道の辺の 草深百合の 花笑みに 笑みしがからに 妻と言ふべしや(万-1257)
少しほほえんだだけで妻よばわりしないで。
道の辺の 深草百合の 後もと言ふ 妹が命を 我れ知らめやも(万-2467)
あとでまた。
タグ:ヤマユリ(こごせゆり)
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