Kのメモ JUL 25,2014 [店雑記・Kのメモ]
青空につつまれて
三十年以上つくってきたものの成形型や原形の処分をしている。
朝からそれらを小さくcutし、産廃用のバケットに捨てている。
カットブレードをつけたディスクサンダーを
半日使っていると手が怠くなってくる。
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休憩で外にでる。
シオカラトンボの雄がココココが居た冊木にとまっているのを見つけ、
話かける。
「暑いね。元気?彼女は?」などと尋ねるが、
興味はないよう。
三時の休憩の時はもうフラフラ。
外に出るとまた居たので、カメラを持ち近づく。
腕いっぱい伸ばすと、スーと飛び立ち、
腕を引くとスーと止まる。
その繰り返しのなか、やっとパチッ、パチッ。
ついでに桔梗に居るコココココもパチッ。
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敷地内に水が流れるようになり、その原因を追っていると、
農地整備事業の造成が原因だとわかった。
人災であるが、
役人はいつものとおり責任の所在隠しで何もしてくれない。
湧き出る水は里道に沿っても流れており、
トンボはそこでガーディング(雄の産卵行動)をしていたように思う。
わたしはその湧き水の元の田の所有者にお願いし、
排水路を掘ってもらった。
それ以後減水し、
ガーディングを行っていたところは干上がり気味になり、
何度も何度も飛来しているのかも、と。
トンボにとっては憎たらしい、わたしかもしれない。
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裏の田園は2004年頃までは、美しい棚田と生きものの環境があった。
今はすべてコンクリートのU字溝で、ヤゴも住めない。
村は自然だ、元気だ、などとPRしているがいつも空虚なものに思える。
デザイン感覚のないアンバランスな手法は通用しない。
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