Kのメモ OCT 1,2014 [店雑記・Kのメモ]
吉野川下り
昨日はFさん運転の車で、一年半ぶりのtokoさんも同乗して吉野川沿いに、
①宮滝遺跡、②栄山寺、③栗山邸を訪ねました。
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青根ケ峯は
飛鳥の酒船石地点をとおり浦嶋子伝説の丹後筒川と直線で結ばれるところ。
昼食は資料館の庭でその青根ケ峯を遠望しながら、おにぎりをパクパク。
そして柴橋上から定番の写真をパチッ。
蛾のすきなtokoさんは大きなヤママユをみつけ追っかけていた。
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宮滝から吉野川に沿い下り、栄山寺に向かう。
背山の峯上に藤原武智麻呂のお墓がある。
この墓の方を明日香の亀石は向いている。
境内は以前と随分変わっていた。
茂る樹々や植栽は円堂(八角堂)の景観を遮る。
本来は裏山からの風が堂をくぐり抜け、川へと流れ下るはず、と思っており、
風の道がほしい。
円堂は晩年多くの写経を行い仏教を学んでいたとされる仲麻呂が、父武智麻呂を偲び建立したとされる。
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虫好きのtokoさんは鐘楼のミノムシや八角堂にいたカマキリに夢中に
なっていた。
昔から境内に便所がないのが不便であったが、
それは今も変わっていなかった。
社務所で係の方と三十分ほどお話する。
維持管理が大変なよう。
わたしは今も大和五條の一番の見所は栄山寺だと思っている。
お寺には見え透いた飾りもキャッチコピーもいらない。
こころ休まる世界があればいい。
栄山寺には飾りのない世界が残っているような気がした。
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最後は大川橋近くの栗山邸を外からパチッ。
年代の明らかな民家(慶長12年1607)としては最古のものともされる。
煙出し(はっぽう)のある屋根は美しい。
川島宙次著の『民家のデザイン』のなかにもスケッチが掲載されていた。
なかでもやはりうつくしい。
(図-1)
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(図-1)『民家のデザイン』川島宙次 著 相模書房 1986より加筆
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