Kのメモ DEC 22,2014 [店雑記・Kのメモ]
スイセンと天誅組
三、四日の泊まりがけで大和五條に行く予定が、
「いつまでいるの。仕事があるのに」と迎えに来てくれたFさんに言われながら、
土曜日に千早赤阪に帰ってきます。
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行った時には桶に植えたスイセンがひとつ咲いていました。
小屋の整理が、父の部屋やキッチン、リビング、浴室、トイレ、
玄関、床の間、と広がって、、、。
手袋もしないで水仕事をしてて、手がボロボロになって、、
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両親が洗礼を受けてしまい、
父の部屋にある仏壇も閉ざしたままだったので、
半日かけ丁寧に埃はらいもします。
床の間には十字架が置かれていて、どうすれば?、と迷いながら
お祈りする場所、空間はひとつでいい、と決め、
十字架を仏壇の中に、、。
聖書も仏典と同じ仏壇下に仕舞います。
かえこが「そんなことしてもいいの?」というけれど、
「いいことにしよう」と返事。
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夜は父の部屋の電動ベッドで就眠。
小屋の本棚より『天誅組』をチョイスし、読み流します。
集団は五條代官所を襲撃し、代官以下五名を梟首(きょうしゅ・さらし首)し、
代官所を焼き討ちします。
その後、再建された代官所の長屋門中に「天誅組資料館」があるのが
なんとも不思議。
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帰る日は、
床の間の違い棚に飾っていたスナップ写真を入れ変えます。
親族みんなの笑顔に。
少し寂しかった玄関には、
高校時代に描いたカット画がでてきたので額に入れ飾りました。
「また、来るから」
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わたしは改装後一、二年ほど過ごしただけ、
その後九十にもなり一人過ごしていた父を思い出しながら、
もっと便利にしてあげておけば、と今回は気付くところが多々ありました。
時を経ると見えなかったことも、見えてくるものがあります。
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帰りにはもう一つスイセンの蕾がほころんでいました。
久しぶりにお正月を大和五條で過ごそうかな、とも思っています。
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