Kのメモ MAR 31,2015 [店雑記・Kのメモ]
南都・線と三角形-8
稜線や川線に古代の人々はイメージを描きました。
遠敷川、鵜の瀬の川線と稲淵川の川線に類似するイメージが
微かに感じます。(A・B・C・D)
(図-2)
畑谷川と他の源流が合流する地点が栢森であることは記しましたが
栢森の地点に加夜奈留美命神社があります。
この神社の沿革も、多くの説があり確かでありません。
現在は飛鳥坐神社背の鳥形山に移され鎮座していますが、
今も止まりあることは、この地との関係が深いことが考えられ、
それらから地形にイメージを求めると、
入谷と栢森の間に実をイメージする地形を見つけることができます。
(図-3)
『ペルシア文化渡来考(参-1)』に、
水、豊穣の神とされるアナーヒターと修二会のお水取りの関係を追い、
観音にいたる仮定を記していますが、
そのなかで、アナーヒター女神が水となって
フカルヤ(Hukairuya)峯から海にたぎり落ち、
アフラ・マズラーはこの水を七州に送った、、と記しています。
この洲を生む実が栢森の実と重なると推測すると、
「フカルヤ」から「カ」「ル」が脱落し、「カヤ」になったことも
イメージでき、繋がりが見えてきます。
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飛鳥川上坐宇須多伎比売は加夜奈留美命から生まれた
宇洲多伎比売であったかもしれません。
《つづく》
足早で辿ってきたので少し竜在の雲井茶屋で休憩します。
(図-1)
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(参-1)『ペルシア文化渡来考』P184より伊藤義 筑摩書房 2001
(図-2)地理院GSI Mapsより加筆
(図-3)地理院地図に加筆
(図-1)『大和名所図会』より加筆
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