Kのメモ SEP 22,2015

2015秋のひかり-9

髑髏蛾とイモムシ-1

桐の幼木のとても大きな葉をカメラにおさめようと見ていると、

葉の裏に10㎝以上のイモムシがいたのでパチッ、パチッとおさめます。

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調べると、

興味をもっていた蛾のドクロメンガタスズメ(クロメンガタスズメ)の幼虫でした。

尾の部分に尾角があり、タツノオトシゴのしっぽのようにクルと曲がっています。

ひとつの木にいろんなのがいておもしろい。

地中海沿岸に産するドクロメンガタスズメのアケロンティア・アトロポス(A・atropos)は

胸部背面にドクロのような紋様があることから、

デッド・ヘッド・モス(dead head moth・死面ガ)、「死人の頭 (la tête de mort)」

などと呼ばれ、不吉な蛾として

トマス・ハリスの『羊たちの沈黙』にも登場します。

(写-1)

映画のポスターなどの蛾の紋様は少しデフォルメして描かれているようです。

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日本にも生息するクロメンガタスズメは

目はもう少したれ目のようで、全体にもっと暗色気味のようですが、、

(写-2)

楽しくイメージを膨らませスケッチしてみました。

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ドクロメンガタスズメはナス科の植物を食べ、

この植物に含まれる毒成分を体にたくわえ、

幼虫、成虫とも捕食者から身を守っているとも記されています。(参-1)

また、成虫になるとミツバチの巣に侵入し、

盗蜜(とうみつ)もするようです。(参-1)

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成虫に出会ってみたーい。

「かえちゃんもあいたいと思わない？」

「気持悪いからいい」

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(写-1)『羊たちの沈黙』DVD パピネット・ピクチャーズ　1998より加筆

(写-2)ウィキペディア フリー百科事典より加筆

(参-1)『動物大百科 』15昆虫　「チョウとガ」K.ポーター　平凡社　1987より

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