Kのメモ SEP 28,2015 [店雑記・Kのメモ]
2015秋のひかり-12
アカタテハ
晴れ日に外にでると、必ずといっていいほど、
蝶が舞っているのを目にします。
昨日、
ハシカグサの名の由来について、
どこか鹿のイメージに惹かれるので観察していると、
(写-2)
時々目にするアカタテハがアプローチにやってきました。
いつも「とまって、とまって」と、願っていますが、
「忙しいの。付合ってられない」と、言われているようで、
諦めながら眺めていると、
外階段の裏側にとまりました。
かえこが
「汚いところにとまってくれたね」と。
でも、チャンスと、粘土槽の上にあがり、手をのばしてパチッ。
朱色をヒラヒラさせながら舞うアカタテハは、とても美しいです。
正倉院宝物の一品に、『朽木菱形木画箱(くちきひしがたもくがのはこ・中倉)』があり、
模様のイメージが重なります。
そして、朽木模様の菱形貼木は黒柿材(柿の木)を使ったもの。
柿の実のあかい朱がアカタテハの朱色と混じります。
(写-1)
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(写-1)『平成4年 正倉院展 目録』奈良国立博物館 1992より加筆
(写-2)『写真で見る日本 1』日本文化出版社 1956より加筆
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