Kのメモ FEB 6,2016 [店雑記・Kのメモ]
夜蛾
1月28日。
陽が落ち一階制作室から二階自室に上がります。
白い天板のデスクに黒い塊をみつけます。
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指で少し頭を触ると、足を微動させます。(2)
「生きてる、いきてる」
「ここに来てもなにもないよ」と、そのまま放置していると、次の日も、次の日も
じっと同じ所で。
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「ふっくらさん、おやすみ」と言って、布団乾燥機で暖かくしたベッドに、
かえこといっしょにに潜ります。
おもしろくない本を見ていると、数ページでパタンとベッド下に。
今は『前方後円墳の世界』という本。
形についての考察が記されているかと思い買ってしまいましたが、あてハズレ。
周壕に古墳が写った一枚の写真が少しだけイメージを膨らませてくれますが、、
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眠りのなか、バサバサ、バサバサという音がします。
「飛び立ったんだ」と微かなイメージに包まれながら、、、
いつものとおり未明に起床。
机上をみると、黒い塊はありませんでした。
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眠りのなかの音をたどっていると、
「バサバサ音以外にカシャカシャといういう音も確かしていたはず」と、
ベッド脇のブラインドを付けてる窓下を見ると「居た、いた」(3)
昨夜もベッドに潜るまえに頭を撫で「ふっくらさん、おやすみ」と声をかけると、
かえこが「汚くて寒いところにいるね。でも仲間ができてよかったね」と。
「そうね」
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