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2.スカルの原形 [R309スカル物語]


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スカルの知識を得るため、幾冊かの美術解剖の本を買いました。
そして、工房のスタッフと共にスカルの原形制作を始めたのです。
スカルは脊柱に支えられており、決して設置出来る形ではありません。
人が中には入れる空間をできるだけ大きくしたい、こともあり、
幾分スカルをアレンジすることにしました。
しかし、出来る限り忠実に表現したい、というのが基本でした。
原形は工房自慢の2.4m×1.2mの鋳物定盤の上で行われました。
出来上がっていく原形を見ていると、夢は膨らみます。
1台の実現ではなく、全国にこのスカルがおけないか?と思い、
日頃お世話になっているアミューズメント産業のK社を訪ね、
プランをお見せしアミューズメントマシンとしての販売をお願いしました。
今までにないものだけにインパクトはあります。
しかし、そのインパクトが強く、敬遠される要素も含んでいます。
このようなものがゲームセンターや遊園地にあればどうでしょう?
当時としては勇気のいる決断でした。

とりあえず1台実現のため、ローゼン博士のシナリオに沿い、制作を進めることにしたのです。
 
【つづく】



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