Kのメモ Mar 14,2011 [店雑記・Kのメモ]
骨屋の骨話-13
骨の形成
骨幹の骨化がさらに進んで骨が長さを増してくると
骨化中心でも骨幹でみられたようなすき間ができます(ロ、骨化中心)。
赤枠部分を拡大します。
骨幹とまったく同じように(5)血管が間葉細胞を伴い石灰化された部分に侵入してきます。
間葉細胞は分化して骨芽細胞になり
細胞の活動と石灰化によって骨が出来ていきます。
骨幹の血管は骨端の骨化中心に分化する血管ともつながります。
(ロ)骨化中心は硝子軟骨の層から出来ており、骨幹で行われたと同じように進行していきます。
骨化は中心から周辺にゆっくりと広がりますが、骨膜を欠く間接面には達しないようです。
赤枠部分を拡大します。
成長した骨幹でも骨梁の表面に(1左)骨芽細胞の新たな層ができ、
類骨を形成し、骨質の中にとじこめられ骨細胞化します。
(2)骨細胞は最初に到来して骨を形成した細胞です。
また、骨の形成に並行して(3)破骨細胞による骨の吸収が進み、
骨の形を修正し、より力学的な形態をつくるらしいです。
段々複雑になっていく。
【つづく】
(引用・図)(注1) 『立体組織学 図譜Ⅱ組織編』 R・V・Krstic 藤田恒夫 監訳 西村書店 1981より加筆
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