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Kのメモ Mar 19,2011 [店雑記・Kのメモ]


骨屋の骨話-14
骨の形成


phot 011.jpg

成長によって(9)軟骨細胞の補充が破壊過程に追いつかなくなると
骨幹と骨端の髄腔の間にある骨端線が断裂、消失し、
骨の長さの成長は終わります。

骨化終了後も骨の両端には薄い硝子軟骨が残り、
これを(11)関節軟骨と呼ぶらしいです。
(11)の赤枠部分を拡大します。

phot 013.jpg

(11)関節軟骨は(9)軟骨細胞などにより弾性を有し、圧力に耐え下の骨部分を守っています。

骨の太さについて赤枠部分を拡大します。

phot 012.jpg

骨の直径は直接骨化によって出来た骨層が骨膜下に積層され大きくなります。
同時に骨の内面では骨の吸収が行われています。

さや状骨には多くの(2)骨細胞があり、細胞の連帯をつくっています。
骨壁上の(1)骨芽細胞は直接骨化により、類骨と新しい骨層をつくります。
多くの骨を形成する(1)骨芽細胞や(2)骨細細胞は骨膜側に位置し、
常に新しい骨質が付加されていくようです。

内部では(3)破骨細胞が骨を溶かして髄腔を広げ、
さや状骨が厚くならないようにしています。

骨の太さの増大は頭蓋骨が成長するのに連れ、内容積が増すのと
同原理で行われているようです。


【つづく】

(引用・図)(注1) 『立体組織学 図譜Ⅱ組織編』 R・V・Krstic 藤田恒夫 監訳 西村書店 1981より加筆
 




タグ:骨話
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