Kのメモ JUL 5,2011

遠い江戸

江戸(東京)に上る時は楽しいことがある時。と一応決めています。

南河内の山里から上京するのには、難波(なにわ)に出るにも時間を要し、

さらに江戸に上がるにはさらに時間がかかります。

まあ、昔を思えば、はるか楽なのですが。

でも

時間の短縮と距離が私にはついて行けないところがあり、

疲れを感じるのですが、

楽しいことがあるという思いだけで上京します。

一度は幕張メッセ、一度は東京デサインセンター、一度は知らない一室。

デザインコンペでの授賞式。

そして、新宿での次男の写真展。

受賞式では終わったあと、必ず食事やパーティーがあり、

なごやかな雰囲気の中で、知らない人との会話も弾みますが、

審査員の方々と同年齢にもなると、

「ありがとうございました」というお礼の言葉だけになってしまい、

作品についての評価など、聞けるものではありません。

ですから、美味しくいただき、ごちそうさまと感謝し

後にします。

そして、記念になにかひとつ買物します。

今つけている腕時計もそのひとつです。

次男の写真展の時は、

会場につくと自分の個展のようにそわそわしてしまい、

「やめてくれる。うろうろするの」と次男に叱られ、

居場所をなくし、

「来なければよかった?」と何度も何度も自問自答し、

「帰るから、体に気をつけて」と会場を後にします。

「バッカバカしい、せっかく楽しみに出てきたのに」と美味しいものを食べ

映画を見て帰ります。

後で記念に「たそがれ清兵衛」のDVDを買いました。

授賞式にしても、何でも、楽しい時の江戸は遠く、やはり気疲れするところです。

田舎ものですね。

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