Kのメモ SEP 6,2011 [店雑記・Kのメモ]
golden stamp-7
「漢委奴国王」金印の蛇鈕の形状がほぼ黄金矩形の中に
おさまることを記しました。
手の指の関節から関節への距離はフィボナッチ数列に従っているらしく、
拳を握ると黄金分割が現れるようです。
なにか、イメージが湧いてこないでしょうか?
金印の蛇鈕の形状が手の拳の形に似るのです。
(図D)
(図B)
蛇鈕の顔の部分が親指の「爪」。
夏恵子が
「そういわれれば、そんな感じもするね」
「ちょっとだけおもしろくなってきたね。一時はどうなるかって思った」と
好き勝手に言ってくれます。
志賀島で発見された「漢委奴国王」金印を
最初に鑑定した『金印鑑定書』、考証を行い記したのが『金印弁』、
これらの書物は亀井南冥(かめいなんめい)という福岡に住む学者が記しました。
亀井南冥はそのなかで紐(つまみ部分)を「蛇鈕」と記したのです。
三浦祐之さんがダンゴ状とイメージしたのは拳の形にも相似するものがあります。
私の感じた、詩的なうつくしい形は拳だったのかもしれません。
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(図B,D) 『研究紀要』 福岡市博物館 第19号 2009
『マイクロスコープによる金印の表面観察とその検討』 大塚紀宣より加筆
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