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Kのメモ SEP 9,2011 [店雑記・Kのメモ]


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アレチヌスビトハギ

制作の休憩時に裏の田園を散歩します。

「好きなものづくりをしていて、どうして疲れるのだろう?」と
思うときがありますが、

好きなだけに根を詰めるのでしょうか。

秋の花を見つけると久しい人と出会えた思いか、引きつけられます。


でも、
「こんなに昨年咲いていたっけ?」と思うほど

アレチヌスビトハギがたくさん咲いています。

あまりにたくさん咲くと、「少しは遠慮したら、」とも思えてきますが、


静かな棚田であったところを国の農地整備事業が行われ、
法面保護のため吹きつけられた
種子の中に混ざっていたのかもしれません。

法面に吹きつける混合種子の種類はいくつか
あるようですが、
事業管理の役所は現地の植生調査もしなく、吹付け業者に
どうも任されるようです。

農業、農地という単体、短絡的な発想が
地域の自然環境も破壊しているのかもしれません。

アレチヌスビトハギは
「私は知らないわ」と
ツンと花弁を突き出しているようで

「そうだね」と思ってしまうのです。

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マメ科 北アメリカ原産、帰化植物


ヌスビトハギはマメ科の植物のようにひとつのサヤの中に豆が入ってなく、
種子が区切られた(小節果)中に入り、2つ、3つと連なった節果という形状のものです。
それがひっつき虫のように人や動物に取り付き運ばれます。

ヌスビトハギの名の由来は牧野富太郎さんが研究雑誌で

節果の形が盗人の足跡に似ているから、と推定し発表したようですが

小節果が知らないうちに体に取り付く形容語から、との説もあるようです。(参1)



私は節果の形が「人」という字を盗んだのでヌスビトハギとイメージすることにしました。

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(参1)『植物の世界』 朝日週刊百科46  朝日新聞社 1995 




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