Kのメモ NOV 20,2011 [店雑記・Kのメモ]
イメージの変貌-2
先日の『獅噛』のページで「マラ石」が「石のライオン」に似ていることを記しましたが、
その特徴のひとつに下部に湾曲した凹みがあります。
(写C)
「マラ石」ではこの特徴は正面から見て右手にはっきりとその痕跡がみられます。(写A-◯点線)
(写A)
左手でも痕跡あとを僅かに知ることができます(写B-◯点線)がその特徴を十分に
みれるものではありません。
よって、
『石のライオン」と比較するため、先日記した『獅噛』では(写A)の写真を反転して添附しました。
石も時のながれと共に風化し変貌していきます。
飛鳥を記した本に注視していると松本清張さんの『ペルセポリスから飛鳥へ』で
「マラ石」左の痕跡を十分見える写真をみつけることができました。
ありましたよ。
(写B)
Bの◯点線の部分が凹みの痕跡です。三十年ほど前の写真です。
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「夏恵ちゃん、あったよ」というと
「ゲシュタルトの魔力はすごいね」と、そして
「いつまでもゲシュタルトやってるとお店がオープンできないよ」と
注意してくれます。
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(写C) 『大帝国ペルシア』 編集主幹 吉村作治 ニュートンプレス 1999 より加筆
(写B) 『ペルセポリスから飛鳥へ』 松本清張 日本放送出版協会 1979 より加筆
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