Kのメモ SEP 14,2014

花と蝶

ヒガンバナが畦に咲きはじめた。

耕地整備からのがれた旧地には、三十数年、見続けている花がある。

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早朝から一階の木材の整理をしながら、

そのヒガンバナをカメラにおさめようと思っていると、

アゲハチョウが舞い降りた。

「チャンス」と、カメラを持ちかけ寄る。

地に伏せ、パチッ、パチッ、パチッ。

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被写体のヒガンバナは畦を紅く染めていると絵になるけれど、

単体ではものさびしいものがある。

色褪せ、傷ついた蝶だけど、とまったヒガンバナは、

なにか、微笑んでいるようでもある。

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