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Kのメモ AUG 7,2012 [店雑記・Kのメモ]


tulipa.JPG

真夏のチューリップ


店に面する国道309号線は1970年に制定されました。

店内ディスプレイの1コーナーで
1970年にスポットを当てていますが
資料の補充をしようと探していると、



1970年に発行された企業冊子の記事に
『情報化 どうしようかの 時代なり』というタイトル川柳の
記事をみつけました。(注1)



電話一本で全国の道路状況が教えてもらえるようになった年。

コンピュータの保有台数5061セット(世界2位・1969年9月現在)。

海外へ行った人の数712,080人(1969年)、、など

就労時間の短縮、減少に伴い、
レジャー産業、教育産業の成長が予想され、
E博士はこれらを一括して
「ビーブル産業と名づけてはどうか」といったとか。

ビーブルとはフランス語で
「生きる喜び」「生きる楽しみ」というばあいの「生きる」を
意味しているらしいです。


....................................


それから40年。

確かに情報網が地球をおおい、快適に、便利に、、
 


真夏のとある銀行での光景。
舗道に面したウインドウに造花のチューリップがいけられていました。


じっと眺めていると、
割れたガラスに閉じ込められた
マルセル・デュシャンの作品(注2)を思い出しました。


割れてもないウインドウでは
チューリップ、おかしくありません」と
つい若い女性の行員さんに言ってしまいましたが、、


とおい春がくるのを待ちわびている孤独な花嫁だったのでしょうか。


..................................


(注1)『花椿』No.238  資生堂出版部 1970
(注2)『彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁』1915〜1923





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